こんにちは!東大生ぬんたです。
中高生の皆さん、古文の授業ノート、ちゃんと取れていますか?
軽視されがちなノート作成ですが、実は学校のテストで高得点を取るための絶対条件です。
ノートの作り込み方一つで、古文の成績が決定してしまう、と言っても過言ではありません。

ぬんた氏さぁ、随分と偉そうに断言しちゃってるけどぉ。
君自身の古文の成績はどうだったのよ?学校のテストとか、受験本番とか。
そうですね…自分の経歴を明かさずに語っても説得力ないですよね。あまりひけらかすつもりも無かったのですが…
定期テストや模試は2回に1回くらいの割合で学年1位でした。1位を逃しても2~3位でしたかね。
因みに2020年センター試験本番の古文・漢文の点数は100/100点でした。東大入試の国語の得点開示は74/120点で、現代文の手応えがそこまで良くなかったので、逆算すると古文は大体8割ぐらいでしょうか。

あ、すみませんでした。黙ります。
雑談はさておき、古文という科目は、数学や英語などと決定的に違うポイントがあります。
数学だと、小学生で微分積分や三角関数をスラスラ解く神童。英語だと、授業でbe動詞が始まる前から既に流暢に英語を操っている帰国子女。
もちろん、だからといって追いつけないわけではないのですが、「スタートラインが違う、チートじゃん!」と感じることも正直ありますよね。
でも、古文って違うんです。
なぜなら、ほぼ全員同じ時点でスタートするからです。
裏を返せば、やり方さえ合っていれば、全員再現性がある学習ができて、安定して高得点が取れる得意科目にできるわけです。

そういえば、ぬんた氏も、中学2年になりたての時点では「四段活用?何それ?」という状態だったって言っていたよね。スタートダッシュが大事ってことかな?
今回は、定期テストで学年1位を何度も達成できた、”最強ノート術”を公開していきます!皆さんの古文学習の参考となれば幸いです。
勝負は授業前から始まっている
皆さん、古文の授業はどんな感じで受けていますか?
教科書を初めて開いて、初見で説明を聞いて、時には体育の授業直後に心地よいトーンで解説されて寝落ちして…
実は、授業開始の着席した時点で、もう勝敗が決まっているんですね。

え?まだ寝落ちしてないよ?(これから寝る気満々だけど)
授業で理解する、では遅いんです。
授業は「理解する時間」ではなく、修正する時間です。
そのために、授業より前に準備をします。
教科書を全文写す
授業前の時点で、職員室で古文の担当教師を捕まえて、以下の質問をします。
「次の授業でどの文章を扱いますか?」
扱う文章が分かったら、該当範囲をすべてシャーペンでノートに写します。
このとき、行間は詰めずに2〜3行あけて書くのがポイントです。あとから加筆するためです。
文法事項を書き込む
続いて、先ほど空けた行間を活かして、本文の右側に青ペンで以下の文法事項を書き込みます。
- 用言:活用の種類+活用形
- 助動詞:意味+活用形

えっ…?これって授業中にやる作業だと思っていた…
既にお気付きかと思いますが、得点が安定している生徒は、授業前にノートが完成しているんです。
これまで習った文法知識や、古語辞典・文法参考書を頼りに記入していきます。色ごとの役割を固定すると、視覚的に脳に残りやすい上に、後から見やすくなります。
現代語訳を書き込む
ここからは少しだけ上級者編です。
文法まで書き込み終えたら、次は全文の現代語訳を本文の左側に赤ペンで書き込みます。

げっ、そこまでやるの…?
最初は辞典や単語帳との睨めっこでくたびれると思いますが、ひとまずやってみてください。仮に間違っていても大丈夫です。
どうせ間違っているから…という思考は捨てましょう。推測でも良いので、まずは書いてみることが大切です。
ここで本当なら現役時代に使っていた古文のノートが残っていれば理想だったのですが、さすがにありませんでした。
代わりといってはなんですが、家庭教師をしていた頃の自分の板書が、学生の頃に作っていたノートとほぼ同じ書き方をしていたので、参考までにノートの完成イメージ図として載せておきます。

※文章は「土佐日記」の一節より抜粋
授業の受け方
さて、ここまでを全て完了してから、やっと授業です。

授業前の時点で負担重くない…?
いや、意外とそうでもないですよ。
全文を写す作業は、一番最初にやってしまえば、その文章が終わるまでは不要ですし。考える必要もないので、15~30分もあれば写せます。
万全な準備が施されたノートを持って、いざ授業スタートです。
予習の答え合わせ
予習段階で間違って書いていた文法事項、現代語訳の部分だけ直します。
全部を書き直す必要はありませんので、ゼロからノート作りをしている子に比べて、必然的に授業中の負担が大幅に軽くなります。
このとき、予習段階で文法事項と現代語訳をフリクションで書いておけば、授業中に消して修正ができますね。
重要ポイントの追記
さて、事前準備でノートの仕上がり度が高い分、授業中に空いた時間をどう使うと思いますか?

そりゃもう…ノート完成しているんだから睡眠学習の一択でしょ…zzz…
絶対ダメです。
勘違いしてはならないのが、あなたのノートはまだ完成していないという点です。
文法、現代語訳のミスを修正するのはもちろんのこと、授業中に先生が話した重要ポイントが少なからずあると思います。
「このときの主人公の心情は○○ですね」とか、あるいはもっと基本的なところで、文法事項の確認とか。いずれにせよ、先生は大事だと思っているからこそ、明らかに強調して説明しています。
これを緑色のペンでノート余白に加筆します。
もはや、テスト前に「ここが出るよ」と答えを教えてくれているようなものです。
周りのみんなは、ゼロからノート作りをしているので、文法事項と現代語訳を黒板から写しとる作業で必死です。そんな先生の解説など、聞いているようでいて、聞いちゃいません。だって黒板を消される前に書き切ることで頭がいっぱいですから。

なるほど、余った時間を活かして先生の強調ポイントを聞き分けることで、点差をつけるチャンスを掴むってことか。
板書写しに必死にならなくて済むあなたは、先生の声色や真剣度まで注意を払える余裕があり、周りよりも一歩も二歩もリードしています。
重要ポイントを聞き分けることで、自分のノートを板書の写しではなく、自分専用にカスタマイズされた参考書に仕上げていきます。
授業直後
テスト直前を除いて、何もしなくて大丈夫です。
えっ?復習は?と思われた方もいるかもしれません。
経験上、ここまでみっちり古文に触れていれば、急に記憶から飛ぶことはありません。
当分は振り返る必要はないので、安心して次回の授業の予習に専念してください。
テスト前の勉強
やることは大きく分けて、インプットとアウトプットに分かれます。
インプット:授業ノートを読む
ここで読むのは次の4つです。
・本文
・現代語訳
・文法事項
・授業中の追記
プリントやら単語帳やら、教材をむやみに増やしません。
一元化された、自分だけの宝物とも言える教材です。必ず強力な味方になってくれます。
アウトプット:口頭で確認する
次に、ノートを友人や家族に渡して、自分は教科書だけを見ます。
本文だけを見て、
・全文を現代語に訳せるか
・文法事項が全て完璧に説明できるか
声に出して確認します。
答え合わせは、ノートを見ている人に同時並行で行ってもらう。
「分かったつもり」を防ぐためです。
アウトプット(+α):余裕があれば問題演習
学校の授業で扱う古文の文章は、入試問題とは異なり有名な題材を扱うことが多いです。
そのため、インターネット上にも無料の練習問題が転がっていることが多々あります。
該当範囲の練習問題を解き、間違えたところはノートに追記するか、付箋で補強。自分だけの参考書を、少しずつ磨き上げていきます。

もちろん、学校で解説されたものに比べるとネット上のものは信憑性が下がるから、鵜呑みはしないようにね。もし不安な部分があったら、学校の古文の先生に聞いてみるといいよ!
さて、ここまで積み上げてきたあなたは、必ず高得点が取れるはずです。
高校に入ると問題の難易度も上がりますが、特に習い始めの中2、中3の時期は、問題が非常に易しく作られています。
上記の勉強方法を実践すれば、90点台後半や100点も夢ではありません。
あとは自分の実力を信じて受ければ大丈夫です。行ってらっしゃい!

因みに聞いた話だと、ぬんた氏は100点は最後まで取れなかったらしいぜw 高1のとき、99点があったらしいけどね。しょうもない現代語訳のミスで満点逃したんだってさ。
コラ。余計なことは言わんでよろしい。
今回のまとめ
全員のスタートラインが一緒の古文。
得意な人がやっていることは、
・授業前の徹底した準備
・授業中の修正+重要点の加筆
・テスト前の確認
これに尽きます。
今回の最大のメッセージは、
古文の授業は板書を写すための時間ではなく、答え合わせの時間
であるということです。
これを読んでいる皆さんが現在、何年生なのかは分かりませんが、全員の学習歴が短く、王道の勉強方法が確立されているという点で、古文は他のどんな科目よりも大逆転が望める科目と言えるでしょう。その大逆転を起こすための、自分だけのノートです。
あなたのノートが、あなたにとって最強の宝物になりますように。

